10 JAPANESE BOOKS RELATING TO «かくし‐おとこ»
Discover the use of
かくし‐おとこ in the following bibliographical selection. Books relating to
かくし‐おとこ and brief extracts from same to provide context of its use in Japanese literature.
かくし男へやらる、氣か。かふいひか、るからは。命に替てももらはねばならぬと。一つ二つに極めて 16 4 4 たはし&いでひききでんふくろぢきむすめ一一とをとこことも-りは參ると。又走出んとするを引とめ。貴殿お袋に直に娘をもらはる、事は。とめはいたさねど。
江島其磧, 八文字屋自笑, 水谷不倒, 1929
2
八文字屋本全集 2: 野白内証鑑・けいせい伝授紙子・傾城禁短気 - 85 ページ
勿論ぬるき人の隠し男はならぬ物なり。惣じて間夫せぬ女は。物の哀もしらず。おもしろき事もなく。又全盛もちろんかくまぶあはれザんせい 2 ォ)ふびんがるを初心な女郎は。うつけのやうに沙汰せふけれど。間夫する程の女郎に。昔から弱きはひとりもしよしんき ...
八文字屋本研究会, 長谷川強, 江島其磧, 1993
3
Gendai bungaku taikei - 第 46 巻 - 318 ページ
かくし男として、月に一、二度逢えて満足していら弱々しく宗珠は、苦笑する。そんな男の恋もあろうかと「私が、かくし男に?」いのだ。切ない動き方である。うごかずにはいられない。にうごめいている。自分の動きに、朝子は気がついていなのからだは、絶えず動い ...
女の一生にひとりの男に身をまかせ、さはりあれば、御若年にして河窈の道明寺、南都の法花寺にて出家をとげらるゝ事も有しに、なんぞかくし男をする女、うき世にあまたあれ共男も名の立事を悲しみ、沙汰なしに里へ帰し、あるひは見付てさもしくも金銀の欲に ...
女の一生にひとりの男に身をまかせ、さはりあれば御若ねんかし 5 だうみやうじなんとほっけじおけ年にして河州の道明寺、南都の法花寺にて出家をとげらるゝ事も有しに、なんぞ、かくし男をする女うき世にあまたあれ共、男も名の立事を悲しみ、沙汰なしに里へ ...
Saikaku Ihara, Yasutaka Teruoka, 1966
さりと男に身をまかせ、添いとげられぬ場合は、若いもあるのに、なんということであろう、隠し男をつくる人妻が世間には多い。しかし夫ないで実家に帰し、あるいは現場を兄つけても、りとは- ^ \おそろし。死別ては七 3 も立ぬに後夫をもとめ、さらはかりにもなき^ぞ ...
I 隠し男間男。密夫。ここは、女奉公人が宿下 I りに忍び逢う男。「釘付の文箱ことに手形まで正友かくし男は実正明白同」(江戸談林三百韻)、「比翼連理の材木の数西花ほし^何人の内とあらためて西六」(西鶴五百韻)、「それ. / ^に隠し男、家父入までを待かね」( ...
9
Kōshoku goninʾonna hyōshaku - 27 ページ
女の一生にひとりの男に身をま 12 やくねんかしう V ;うみや-つじなんとほつけじかせ、さはりあれば御若年にして河州の道明寺、南都の法花寺にて出家をとげらるゝ事も有しに、なんぞかくし男をする女、うき、男も名の立事を悲しみ、沙汰なしに里へ歸し、きんぐあ ...
Saikaku Ihara, Yasutaka Teruoka, 1953
二条「楽生はへ略 V 楽事を修習す」かくし-あじ:あぢ【籌味】《名】調理のとき,塩,砂籌-みりんなどを. ... さればよ,かくしおとこ来にけりと思て」,浮世草子,西鶴^国はなし-了七「女房をとらへ、我他国の跡にて、かくし男(ォトコ)あらはれたり、命はゆるしてと申もあへず、 ...
Nihon Daijiten Kankōkai, 日本大辞典刊行会, 1976
