"クイリヌス"辞典での日本語の意味

クイリヌスの発音

くい	りぬす
クイ	リヌス
kui	rinusu

日本語でクイリヌスはどんな意味ですか？

クゥイリーヌス

クィリーヌス は、ローマ神話の神である。長母音を省略してクィリヌスとも表記される。妻は女神ホーラ。クィリーヌスはサビニ人由来の神とされるが詳細は不明であり、のちに古代ローマの建国者ロームルスが神格化された姿とされ、これが一般的になった。カピトーリウム3主神（ユーピテル、ユーノー、ミネルウァ）に先立って信仰の中心となっていた3主神（ユーピテル、マールス、クィリーヌス）の1つ。例祭は2月17日のクィリーナーリア祭。...

日本語辞典でのクイリヌスの定義

クイリヌス【Quirinus】 ローマ神話の神。ユピテル・マルスとともにローマ国家の三主神とされ、ローマの建設者ロムルスと同一視される。

クイリヌスの翻訳

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«クイリヌス»に関連する日本語の本

以下の図書目録からクイリヌスの使いかたを見つけましょう。クイリヌスに関する本と日本語文献で使われた文脈を提供するための簡単な抜粋文。

Chīsako to Hainuwere - 185 ページ

第二にここでトゥルルスによって佑助を懇請されているクイリヌス神は、この王によりこの場面で勧請される神格としては、きわめて不適当な存在であるように思われる。クイリヌスは口 I マの古神界において、主として富と豊穣のことを掌った平和的な性格の神で ...

Atsuhiko Yoshida, 1976

神話学と日本の神々 - 82 ページ

祀られる神群と人間の社会階層という違いはあるものの、いずれも「聖性」「戦闘性」「豊饒性」という三つの社デュメジルは、この「前カピトーリゥム丘三神群」を祀る古代口—マの祭司集団と古代インドのヴアルナは、者、また豊穣神のクイリヌスを祀る者の三種類 ...

平藤喜久子, 2004

古典古代における伝承と伝記 - 59 ページ

戦場においてトウルルスから突然その軍勢の半数を奪ったメッティウスの行為は、インドラに毒酒を飲ませその体力を喪失させたナムチの行為と、正しく対応すると認められよう。(メ(この後口 I マの伝説ではトウルルスは、クイリヌスを筆頭にする神々の助力を ...

Kinji Hidemura, ‎秀村欣二, ‎Masaaki Kubo, 1975

日本神話と印欧神話: 構造論的分析の試み - 67 ページ

エトルリアの影響を受ける以前の古代口ーマ人は、彼らの神界がュピテル、マルスおよびクイリヌスの三神によって代表され主宰されると考えていた。このことは共和制口 I マにおいて、王の宗教的機能を継承した神官レヅクス,サク! I ルムに次ぐもっとも高位の ...

吉田敦彥, 1974

Gakujutsu kenkyū nempō - 第 27～28 巻 - 42 ページ

この悪霊の飛翔では,翼—空気—泳ぐ—飛ぶ—風—雲—雷鳴—稲妻—アルプス—ァゥソニァ—左側にアベ二ン山脈—ザビー-人 4 右側にェトルーリァ―ティベル川(ローマ市内を流れる) —海の女神テテイス(ティレニァ海) —クイリヌスの城塞(ローマ市)というように ...

Dōshisha Joshi Daigaku, 1976

ギリシャ神話と日本神話: 比較神話学の試み - 201 ページ

... 中心的地位を占めた神々であったと見ている。ュピテルは言うまでもなくローマの神界において神々の王者の地位を占めた主権神であり、マルスは軍神である。クイリヌス神の性格は、 を支える慈悲深く親しみ易い神であり、 七「三機能体系」と印欧古神界の栴造.

吉田敦彥, 1974

日本神話必携 - 140 ページ

この三人がトリォをなして機能するようビテルは 01 マの主権神であり、マルスは軍神であり、クイリヌス大フラメン(ユピテル、マルス、クイリヌス)の三人がいたが、ュのデュメジルの学説で、古代口ーマにおいて、祭司職の説(『日本神話の構造』弘文堂、昭 8 )が ...

稲岡耕二, 1982

比較神話学の展望 - 338 ページ

マルス-クイリヌス」という叢書なわけです。そういうものから読み始めて、ストラスプ I ルで過ごす最後の時点でもって、いま言われた『インド—ョ—ロッパ語族の三区分イデオロジ I 』という、ベルギ—から出ている、ラトモスという叢書の一冊(邦訳、松村一男訳〕 ...

松原孝俊, ‎松村一男, ‎吉田敦彦, 1995

日本神話の比較研究 - 385 ページ

祭司卩主権者、戦士、庶民卩生産者のそれぞれの社会的機一一とパンヴ一一ストの両権威者によって「衆庶の守護者」として解釈され、ラテン語の神名クイリヌスと完、6 ノ〈7 〕ルト」の二神が「ウォフィォノ」と呼ばれる神とトリォを形成して現われるが、この最後の ...

大林太良, 1974

クォ・ウァーディス（下） - 第 2 巻

一方にカピトリウム、他方にクイリヌス、ウイミナーリス、エスタイリーアエを掴えた市の中心も、さらに(躊躇。と、街路が一番建てこんでいるカエリウス丘との間では、火災があちこちで一度に起こったため丶一方から逃げ出した非常に沢山の人々が、思いがけず ...

ヘンリク・シェンキェウィチ／梅田良忠訳, 1954