ジン（仏教）
ジン（瞋語、サンスクリット語：pratigha、dvesa、パーリ語：paṭigha、英語：ill will、anger、repugnance）は次の分類、グループまたはシステムの要素である。 ▪3系（三界）のうち、唯一欲界にのみ存在する煩悩ある。 ▪玉川注ぐが冬3毒（三毒）、すなわち三毒（不善根）のうち一つである。 ▪玉川注ぐが冬5つ（五蓋）のうち陣に本（瞋恚蓋）に該当する。 ▪部派仏教の説一切有部の教学で6つの基本的な煩悩（根本煩惱）すなわち6睡眠（六隨眠）のうち、進面（瞋隨眠）に該当する。 また、7睡眠（七隨眠）・10睡眠（十隨眠）・98睡眠（九十八隨眠）のうち一つである。 ▪大乗仏教の有識者有価行派法相宗の教学で6つの基本的な煩悩（根本煩惱）のうち一つである。 ▪初期仏教・部派仏教・大乗仏教の9結（九結）のうちエギョル（恚結）に該当する。 ▪部派仏教と大乗仏教の10悪（十惡）のうち、ジンに（瞋恚）に該当する。