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一、内麿のおとどの御三郎、冬嗣のおとどは、左大臣までなり給へり。贈太政大臣。この殿より次、さまざまあかしたればこまかに申さじ。鎌足の御代より栄えひろごり給へる、御末々やうやう失せ給ひて、この冬嗣のほどは無下に心ぼそくなり給へりし。その時は、 ...
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逆引き広辞苑: 第5版対応 - 757 ページ
し-貴(じ—馬 I 沛—雲上—似非(ち—遭で)り—埋火中の I 老^》|大内(はて公(おて凡(おて^ 51II 送り I 行い—伯父(ビじキ|叔父(ひ) ... うちのおとど|いちのおとど一せちげのおとど|みぎのおとど|ちちおとど一しおとと一おおきおとど|夜 0 の-夜〈よ)の—夜 3 馬場(ゥ)の ...
関白殿回の邸宅には、しか站 この世のものとも見え給はず、あたりもかかやく心地するここち事ども静まりぬれば、うち見給ふに、姫君の御有様すベて腰は殿の上 ... 内の大臣の西院の姫君の御うちおとどさいゐん大臣の君達みな籠りおはするぞいとあはれなる。
谷川良子 天皇さまにお仕えしている御猫は、五位をいただいて「命婦のおとど」と呼ばれていまりて御前にも出でず。犬は狩り出でて、瀧口などして追ひっかはしつ。の命婦をもさいなみて上「乳母かへてむ。いとうしろめたし」とおほせらるれば、かしこ丸打ち調じ ...
御乳母などは、あらまや、ただ女などを迎へ寄せたらんやうにてもていたづき、ける女君の目移りも、いと心恥づかしからざらんなればにさばかり人の心を惑はすめる内の大臣の御さまに染みにまどうちおとどしたことわりなり。に従ひ給ひて情けあるさまにもてなし ...
鵜嚥をそこねまいとして未亡人のおとどが出て応接した。「お戯れになった少弐は人情味のたっぶりとあるりっばなお役人でしたからぜひ御懇親を願いたいと思いなから、こちらの尊敬心をお見せてきなかったうちにお気の毒に死んでおしまいになったから、その ...
この女の手を打ちて、「あが御許にこそおはしましけれ。あな、うれしともうれし。いづくより参りたまひたるぞ。上はおはしますや」と、いとおどろおどろしく泣く。若き者にて見なれし世を思ひ出づるに、隔て来にける年月数へられて、いとあはれなり。「まづ、おとどはお ...
世のおとなどもの常識顔など、ものともなし給わず、ひたぶるな恋を一途にお遂げになられた二条天皇にこきてんよるおとどは、弘徽殿や夜ノ御殿のおんかたらいも、また短い月日のうちに、やがて、どこかお体でもおわるいような御日常かまま仰かれ出してきた。
