"ふだ‐さし"辞典での日本語の意味

ふだ‐さしの発音

ふ	だ	‐	さし
hu	da		sasi

日本語でふだ‐さしはどんな意味ですか？

日本語辞典でのふだ‐さしの定義

ふだ‐さし【札差】 江戸時代、蔵米取りの旗本・御家人に対して、蔵米の受け取りや売却を代行して手数料を得ることを業とした商人。取次業の他にその蔵米を担保にして金融業を行い、巨富を畜えた。名の起こりは、蔵米受取人の名を記入した札を蔵役所のわらづとに差したことによる。

ふだ‐さしの翻訳

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«ふだ‐さし»に関連する日本語の本

以下の図書目録からふだ‐さしの使いかたを見つけましょう。ふだ‐さしに関する本と日本語文献で使われた文脈を提供するための簡単な抜粋文。

平家物語:

行綱「まつたく人してかなふまじきにこそ」と申すあひだ、入道(にふだう)中門の廊に出であひ対面あり。 ... 大納言の軍兵をもよほされしことも、『院宣』とてこそもよほされ候ひしか」、「俊寛が、と申して」、「西光が、かう申して」〔と〕、ありのままにさし過ぎさし過ぎ、 ...

フォーク, 2015

中国詩境の旅

古代の中国人がそうした山岳をどのように表象しせんがいきようそうずいたかは、たとえば『山海経』に描かれたおびただしい怪物の ... 天下第一の名山とされる泰山は五獄のうちの東嶽にあてられているが、その頂きには金懐(黄金ぎよくさくふだふだしるの箱)が ...

森本哲郎, 2005

鳶魚劇談 - 62 ページ

當時の札差氣質,旗本根性として、左樣さ、安永以後の事なら、さうしじ^た- "じふ; ! , :さしかた. ... でいりマ】い"あふださしみし、礼差の主人になも濟して居るのに、若い時がの間男一件が暴露しては困るから、ふださししゅじんすまゐわかじぶんま; V !みこけんはくろ!

三田村鳶魚, 1925

駅名で読む江戸・東京

俸禄米を受け取り現金化する作業はたいふださしへん面倒なものであったため、代理で行うことを商売とする者が現れた。札差の起こりである。旗本・御家人に代わり俸禄米の受け取りと米問屋への売却を行い、手数料を差し引いて現金を屋敷に届けた。

大石学, 2003

大岡政談: 全 - 41 ページ

6 あら^ :,:I1、、\頻りに夜明て出立致させ度我が止めしをも聞入ず出立成たる夫故に斯る憂目を見る事ぞ. ... 臥たり家主は枕元に居りて長庵殿芝札の辻の自身番より急の御差紙を以て村井長庵を召連只今直に罷り出よとの事 4 もふふ,すわし 4 "ふださしがみめし ...

尾佐竹猛, 1929

史実より観た歌舞伎芝居 - 41 ページ

武家の婦女等は內心に町人を羨んで口實をな^いたくやぶけふぢよらないし. ^ちやうにんうらやこうじつて金をねだる、俵取は札差に泣付〜なといふ有樣で武士の面目玉は先刻紛失して居たなねたはらどりふださしな奢つありさまぶしめんはくだませんこくふんしつ ...

三田村鳶魚, 1923

百万都市江戸の生活 - 217 ページ

北原進 これはこのころ社会的な価値のあり方が、大きく転換しはじめてきたためではないだろうか-なはだしい例として先にあげた旗本 ... 道を歩む侍江戸の大高利貸商人、浅草お蔵前の札差は株仲間を結んでいるが、そのくらまえふださしかぶなかま不良幕臣列伝.

北原進, 1991

小説 お江戸でござる

滝大作. おいらんふださしその中には、吉原の人気花戦、高名な戯作者や浮世絵舞伎役者、奉行所勤務の与力、同心、有力な米問屋、札おおだなあるじ、大店の主などが含まれていたという絵師歌 第十九話夢より丁半しゆんす.

滝大作, 2011

時代を変えた江戸起業家の　商売大事典: - 10 ページ

を見れば、末尾の九で安さが増したような気になるのは万国に共通の心理なのだろう。ふださし 4 一一家商に成り上がった蔵前のバブル紳士「札差」隅田川に架かる蔵前橋の西詰といえば、水処理センターのあるあたり。江戸時代、ここは幕府が全国の直轄地 ...

ISM Publishing Lab, 2013

投資＆商売がうまくいくセット！: - 26 ページ

ふださし 4 豪商に成り上がった蔵前のバブル純士「札差」札差の名は、棒禄米を受け取る際、旗本や御家人は手形に氏名や、受け取る米の量を書いた竹串を挟み、御蔵役所の大わらづときな墓荷に刺して順番が回ってくるのを待たなければならなかった。

ISM Publishing Lab., 2015

用語«ふだ‐さし»を含むニュース項目

国内外の報道機関が語った内容や、次のニュース項目の文脈からふだ‐さしという用語がどのように使われているかを調べてみましょう。

浪華紙魚百景 大商大商業史博だより 河内幕府領年貢米の江戸廻送記録

隅田川河岸の浅草御蔵は享保（１７１６～36）ごろまで江戸各所に散在していた米蔵を１カ所に集めたもので、その規模は幕末には合計67棟３５６戸にも及んだ。江戸時代、この浅草御蔵の西側を「御蔵前」といい、蔵米を扱う米問屋や札差(ふださし)が立ち並んで ... «大阪日日新聞, 12月 12»