«ぎこ‐ものがたり»に関連する日本語の本
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ぎこ‐ものがたりに関する本と日本語文献で使われた文脈を提供するための簡単な抜粋文。
ぎこものがたり擬古物語古物語風の古い文体で作られた物語。例えば、しみのすみか物語。せつわものがたり説話物語民間に継承された、神話.伝説,童話などに取材した物語。日本国現報善悪霊異記(略称日本霊異記) .今昔物語,古今著聞集などの類。
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Iwanami shōjiten. Nihon bungaku - 46 ページ
ぎこものがたり【擬古物語】平安朝の物語を擬古模倣して作った物語の意で,鎌倉期以後の物浯をさす。貴族文学の後退によって根蔬的な創作力を失ってしまった公家作家は,前期の王朝物語への祟敬'思慕'懐時には又しばしば之に暗示をうけて作品を作った.
ほしわたるにかの山さと人はらうたげにあてなるかたおとり」おとりぎこゆましぎをとのみみえ給をとまつおもひいくくくてられたまふにいとこひしさまさる御なくさめに御ゑとものあまたあるを見たまへはをかしげなるゑともこひするをとこのすまゐかぎませ山さとのを ...
Murasaki Shikibu, Yōmei Bunko, 1979
美原研 356 に、しじみの味噌汁が食べたくなった。お雛さんのころの瀬田のしじみは格別おいしかったが、ぎこんと天枰棒の音がするのは漬物屋だ。春先には、しじみ売りの声がしたものである。途端え、眠い眼をこすりこすりして〈もう起きんならんのやろか〉と思っ ...
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日本大百科全書 - 第 6 巻 - 449 ページ
赤阪擬古物語ぎこものがたり 1 三世紀から一七世紀まで、嫌食.室町時代に成立した作り物語をさす。平安時代の作り物語を本格的物語とよぶのに対し、その本格的物語を文章,内容ともに拠るべき古典としているので、擬古(古典を模倣する)物語という。
松本氏の「擬古物語系統の室町時代物; 851 「しぐれ」「若草」「桜の中将」「志賀物語」 I 」のほうの論文の「四」(溯頁〜挑頁)では、鎌倉期擬古物語と室町物語とを比較するのに最も適切な資料として、構想は互いによく似た「忍音』と『しぐれ」とが取り挙げられ、 ...
しようぎこここに床几をすえ丶叔父行家丶四天王などの駅臓を左右に丶かれは丶けんこんいってき『いよいよ丶平家との乾伸一郷の日は近づいた。敗れたら、事ここに終わるというもの。勝ったら丶おれは一躍丶都へのし上がって丶天下をにぎろう。面面の運不運 ...
すなわち『苔の衣』は「三代の物語でありえることが必要なのであり、『苔の衣』の場合も、そうした視座から論じる以外に方法はない。用いることで意欲的に変奏を試みた作品であると言えよう。そこを見定めながら、各々の擬古物語に即した評価を与しい創作方法」 ...
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散文文学〈物語〉の世界 - 第 3 巻 - 177 ページ
/em>の類型 I 『住吉物語』と『狭衣物語』の影響関係をめぐって I 三角洋一一類型に着目する研究方法物語と類型擬古物語の特質を類型性というところに見さだめることは、じつはきわめて困難なことではないかと思う。物語や説話や昔話などの背後に類型を ...