攻城系
攻城系は「性を空ける」という意味で、三十六计の第32系である。 あえて自分の拠点を露出させることで、敵の警戒心をもたらす計略である。 敵に看破されれば、むしろ全滅の危険がある。 心理戦のようなものである。 野戦で敵に敗れた場合は、すでに敵が圧倒的に優勢な状況であることが多い。 その状態で、城のような拠点に逃げたところで補給船が切断されると降伏するしかない。 味方が圧倒的に数が少ない場合には、敵が攻城戦に突入することを防止するために、敵将が味方の戦闘力を勘違いしなければならない。 例えば敵にゲートを自ら開いて見せる優れて慎重な指揮官であるほど、逆に警戒する。