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調」にみるような、罪を天っ罪と国っ罪とに分けることはなかった。これに関しては、折口信夫(一八八ー一九五三)の見解がある。折口は『日本芸能史ノート』において、はじめに天つ罪があり、その読みは「あま・つ・つみ」ではなく、「あま・つっみ」であり、『万葉集』 ...
第五節雨つつみ(障)から天つ罪と国つ罪へ以上のように、キリスト教.仏教に対比して、神道的罪のあり方とその解決法を尋ねると、この問題は日本文化の全般に通ずる、きわめて特色ある構造を示すものではなかったかと考えられる。上代の罪観の構造が、 ...
大林太良 古代日本における分類の論理 56 しているかを具体的に論じていない。これは、天津罪.国津罪の分類原理を単なる政治的神観と解しかし、上田氏は、この抽象的な立言にとどまつていて、罪の分類が、いかに政治的神観と関連ぐろうとするこころみは、 ...
これは水の浄祓力によつて身体の罪穢を祓い除こうとみそぎ康と垢離と祓へ給ひ清め耠ふ事を天つ神国つ神八百万神等共に聞こし食せと白すはらたまきよたまことあまかみくにかみやほよろづのかみたちともきめまを坐す速佐須良比売と一一^ふ神持ち佐須良 ...
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追悼吉本隆明ミシェル・フーコーと『共同幻想論』
ここでスサノオが犯した罪は、たとえば『祝詞』の「六月の晦の大祓」にでてくる〈天っ罪〉にあたっている。すなわち「畔放ち、溝埋み、樋放ち、頻薄き、串刺し、生け剥ぎ、逆剥ぎ、尿戸」等々の〈罪〉にあたっている。吉本の疑問点を図示すると以下のようになる。国つ ...
ノ-ト編 折口信夫 (お)天津罪止地上の罪でなく、天上の罪である。須佐之男が犯した罪。その償いとして、若者が田植えの前に物忌みにはいっていて、そして神となって現われてくる。もっとも、祝詞ではそんなことは意識せずに書いている。天つ罪、国つ罪と分けて ...
千二、三まつろわぬくにつかみおおはらいくにつつみ百年前まではまだいわゆる不順国神が多かった。国神の後裔にはわからぬ人も随分あったことは、大破の国津罪の列挙を見ても察せられる。それでもいかぬというなら、この島へは方々の人が後から後から ...
初葉南志「夢の覚るは一つ時にて国染の据換様靑梅と替り,在所なまりも抜左様且又にて得意先をさばき」くにた【国太】【名 1 「くに .... 国 1 ^。,雑俳,川柳^万句合-宝暦一二,義一「かのふたりけふりのふとる国岸民」くにつ罪〔つみ) 0 天つ罪に対して、この地ヒで犯 ...
Nihon Daijiten Kankōkai, 日本大辞典刊行会, 1976
次田真幸 できる。つ罪に当るものとが合わせ掲げられているから、これは大祓の祝詞の天つ罪、国つ罪の先蹤をなすものと見ることがの「国の大祓」は、公的な宗教的儀礼としての大祓を反映したものであって、ここには天つ罪に相当するものと、国婚,牛婚.
このことは、かつて、国造が国の大祓を中心的に取り行うものであったことを示すものである。国造が中心となって行う国の大祓において、解除されることを期待された罪や、その罪のも〔5〕たらす災気とは、どのような内容であろうか。この点については、「天つ罪.
