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さて商人船に乘つて件の島へ渡って見るに、都にてかすかに伢へ閡きしは事の數ならす、田もなし、畑もなし、里もなし、村もなし。おのづから ... その中にある者が心得て、「いさとよ、さやうの人は三人これにありしが、二人は召し還されて都へ上りぬ。今|人残され ...
宰相がっい今しも、今朝 5 :の大臣の樣々に申させ給ひっれば、それも暫はよきやうにこそ閬け。」といってやると、悲しみの淚を忽た宰相が一時の^休めにもと,「いさとよ、御邊の事をこそ樣々に. &したれ。それまでの事は思ひもよらざりっれど唯!所で如何にもなる ...
金子彦二郎, 木枝増一, 吉田兼好, 1935
山にては遂に尋もあはず、海の邊についてたづぬるに、沙頭はるかにわけ人、峰によぢ、谷にくだれども、白雲跡をうづんで、ゆきき ... て、いさとよ、さやうの人は三人これにありしが、二人はめしかへされて都へのぼりぬ、今一人はの寺とも執行とも、したらばこそ ...
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Kokugo no sōgōteki kenkyū - 73 ページ
もってのほかだ。〔例〕直垂にて出仕せんことあるベうもなし(平家)一いざたまへ 0 さあ参りましょう。さあいらっしやい。〔例〕いざたまへかくてのみやはなどそそのかせば(琴後集)いさとよ〔不知とよ〕 0 さあねえ。さあ。〔例〕いさとよそれもいかがあらんずらん(義経記) ...
いづくにかは置かせ給ひてし。人々の參りしに,事あり顔に近く侍はじと,さばかりの「おをだに、心の鬼に去り侍りしを,人らせ給ひし程は、すこし稃經侍りにしものを、隠させ給ひつらむとなむ思う給へし」と聞ゆれば 4 いさとよ。見し程に人り給ひしかば,ふともえ置きあ ...
... になった、法勝寺の執行の俊(平家物語、有王島下 5 〕は行方をも知らず。」とぞ言ひける。人残されて、あそこここよと迷ひありきが、その後にんにありしが、二人は召し還されて都へ上りぬ。今. ^或者が心得て、「いさとよ、さやうの人は三人これあるめ、ただ頭 ...
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評訳平家物語: 解釈と文法 - 129 ページ
中にある者が心得て、「いさとよ、さやうの人は三人これにありしが、二人は召し還されて、都へ上りぬ。今一人は残さ,くへれて、あそこここにまどひありけれども、行末も知らず」とぞいひける。かたはるかみねょ山の方のおぼっかなさに、遙に分け入り、嶺に攀ぢ、谷 ...
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Heike monogatari - 第 2 巻 - 44 ページ
同じみらには,申させ給はでと,の給へば,宰桕世にも"心ぐるしげにて,いさとよそれも,おな 1 をた 1 たま 3 いしや 7 よこ"ろも.よらすと.の給へば,さてあの^大納言殿.ゆふさり.失はれ給候は^ ^うきもしづみも^成經たまだいな/一んどの 5 しなたまひさふらなりつ; :へば.
車して邸へ歸られたので、邸の女房や侍が集って來て、死人が生き還った筏に呰熔し泣きに泣いた。 1 一一: いさとよ、御逡の亊をこそ 少將乞請夫判官季^ ;を以て被; ^けるは、敎盛道出も.逢はれす。&冇て、宰相、源太けめ。宰相中門に居給ひたれ共、入ぬ。
