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円融院の御はての年「誰が文を、誰かとらせしといへど.ともかくもいはで、しれじれしう笑みて走りにけり」^かた言丄ニ「みづからのことを《略 V 唯今顕るべき偽をいふに、其恥をもかへりみずして云暮れるを,しれしれ敷〔シキ)などといふも此激療の文字成べき鳅」, ...
Nihon Daijiten Kankōkai, 日本大辞典刊行会, 1976
悲劇などはまるでふさわしくない、とを受けたあとに、なぜ唐突に、悲劇などは似つかわしくないよ、という自嘲的ともとれる述懐が「しれじれし(痴れ痴れし)」の初句で一且切れ、「夢みるひとのゆめがたり」と二、三句がこわ悲劇など似つかわしくないじやないか」 ...
主つりしこと上」と、笑ひねたがりゐ佑へろさまも、いとほさて、ぶの球鱗肝にても、笑ひののしりて、っ肱"にずりて、らみきてりかに於敬づきてをかし。ぅ其ぃぃの宜たづね出でて、文取り入れし人に見ガれば、はで、しれじれしう笑みて走は見儲こせえ桶ざそたしな ...
Sei Shōnagon, 池田亀鑑, 1965
して、病 45 て,人に. ^み笑は; :ける^」〈今昔丄一八,量〉しれ-じれし【痴れ痴れし】(形シク)愚かしい。間が抜けている。と 52 :ている。「 1 \ ^くも言はで、—う笑 7 るて走りに 3 」〈枕.円融院の御はての年〉しれじれし-さ【痴れ痴れしさ】(名)愚かさ。ばかけたこち「世にき ...
Umetomo Saeki, 馬淵和夫, 1969
一-っまねおさて、うへの台盤所にても笑ひののしりて、局に下りて、わらはふみこの童たづね出でて、文取り入れし人に見すれば、「それにこそはべるめれ」と言ふ。「誰が文を誰か取らせし」と言へど、ともかくも言はで、しれじれしう笑みて走りにけ二 0 のちきよ 5 ...
裏「しれじれしう」の「しれ」は下二段自動調「しる」(知意がはたらかない.ぽける)の連用形。ーー o 藤大納言。間違えられ.要領を得ないまま歌の返事までした。象主上と中宮とのいたずらとはいいながら、主上はまだ数え年十三である。四つ年長の中富か歌には ...
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源氏物語を中心とした語意の紛れ易い中古語攷 - 第 1 巻 - 165 ページ
アトデソレガプヵッテ、藤三位ハ使イノ童ヲ探シ出シテ)「誰が文を誰が取らせしぞ(三巻本「ぞ」ナシ)」と@へば・(童ハ)しれじれとぅちゑみて・ともかくも言はで走りにげり(「と言へぱ」以下、三巻本ハ「と言へど・ともかくも言はで、しれじれしぅゑみて走りにけり」トアル)。
丄しびとぐさ。じやころしろばい^石灰。九州(日葡辞書)。臼—五ケ瀬町桑野内。東臼—東郷。宮崎市瓜生野。しろお白く。「しぶきが夜目に ... 知らん顔をして。「どんげ〈古語辞き『しれじれし』『しれじれと』しれしれふざけてばかばなしをするさま。延岡市 3 : 0 じれぐら ...
物語中「しれじれし」は二例、同根の「しれがまし」二例「しれじだろうと思われる程に、玉霊のことが思い出される意。「しれじれし」は〈痴れ^痴れ,し〉。「痴る」は、何かに心ること。「や」は間投助詞。「かのつれなき人」は雲居雁。「なほもあらず思ひ出でられて」は、何 ...
