"ビュルサ"辞典での日本語の意味

ビュルサの発音

びゅるさ

ビュルサ

byurusa

日本語でビュルサはどんな意味ですか？

ビュルサ

ビュルサ（フランス語: Byrsa）はチュニジアのチュニス郊外にある古代カルタゴの城塞が築かれていた丘のこと。ビュルサの丘と表記されることもある。また、その丘の頂上部分にあった城塞（シタデル）のみを指す場合もある。ビュルサとはフェニキア語で“城塞”を意味する言葉から派生している。 古代ローマの詩人ウェルギリウスが記したところによれば、カルタゴを建国した伝説上の女王ディードーの一行がこの地を訪れた時、地元のベルベル人の長は“牛の皮1枚で覆えるだけの土地”しか与えないと言われた。ディードーは牛の皮を細長く割いて、それでビュルサの丘を囲ってその土地を手に入れたという。また、ギリシャ語で牛の皮を意味するβυρσαが転じてフェニキア語のByrsaになったとも言われている。...

日本語辞典でのビュルサの定義

ビュルサ【Byrsa】 チュニジアの首都チュニスの北郊にある、フェニキア人が築いた古代都市カルタゴの城塞があった丘。現在はカルタゴ博物館、サンルイ大聖堂などがある。ビュルサの丘。

ビュルサの翻訳

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«ビュルサ»に関連する日本語の本

以下の図書目録からビュルサの使いかたを見つけましょう。ビュルサに関する本と日本語文献で使われた文脈を提供するための簡単な抜粋文。

古代遺跡を楽しむ本: ピラミッドからナスカ地上絵まで、世界の文明を探検する

かって丶カルタゴの中心だったといわれているビュルサの丘に登ります。紀元前九世紀、テュロス(フェニキア人の都市国家)から渡ってきた女王エリッサは、地中海を見渡すこの丘をカルト・ハダッシュ(新しい町)と名付けて、フェニキア人の植民都市を築きました。

吉村作治, 2000

ある通商国家の興亡: カルタゴの遺書

... 々たる遺跡のほとんどは、カルタゴを征服し、絶滅させたローマが、そのあとに再建した町の廃墟なのである。遺跡といえば、私たち日本人はすぐ苦集の「夏草や兵どもが夢の隣」という名句を思い浮かべる。が、ここビュルサの丘に立って、私は遠い世の兵たち ...

森本哲郎, 1993

歴史家と歴史学 - 199 ページ

弓削逹 スにあたるところに^ 111 い丘があり、そこにはビュルサとよばれる砦と神殿があった。ビュルサ古代の記述を総合すると、最盛期のカルタゴには、町の中心、ギリシア 4 ポリスのアク口ポリ積みおろしの時だけであったから、これで十分であったという。

弓削逹, 1987

敗者の戦後: ナポレオン・ヒトラー・昭和天皇 - 153 ページ

カルタゴの人々は敢然と後者を選びビュルサの頂上のエシュモーン神殿に通ずる狭い道を攻め登るロ 1 'マ軍に絶望的抵抗をこころみた。道の両側には六階建ての建物が並んでいて窓という窓から 01 マ兵目がけて投石の雨が浴びせられた。ロ—マ軍は何度も ...

入江隆則, 1989

ネヴァ川の風になって - 128 ページ

中心にあったビュルサの丘の住居跡を上から視き、傍へ降りてゴはフエニキア人の植民都市で、紀元前六世紀以来、西地中海の制覇をローマと競い第三次ポ地下住居には上下水道も完備しており噴水、貯水池、浴場が時を. ^めたまま現れる。カルタ 1 ル高原に ...

古川幸枝, 2007

戦争と人間: 歴史が語る20の教訓

... の剣で自殺した。アイネアスはやがてローマを建国する。そして、数百年ののち、そのローマにカルタゴは滅ぼされてしまうのである。カルタゴが夢中で稼いだ黄金のゆえに。黄金はまさしくディドーが胸につき立てた剣であった。*私はビュルサの丘に立ってあたり ...

森本哲郎, 2003

チュニジアの七日間 - 68 ページ

世紀〜前一四六年)と口—マが再建したカルタゴ(前四五年〜五世紀)と、中間に百年ほどの空白期 1 刖にも述べたことだが、一口にカルタゴと言っても、フエニキア人が建設したカルタゴ(前九車を降りたのは、ビュルサの丘。ここからは、カルタゴ地域のほぼ全体 ...

不破哲三, 2004

世界の人びと - 90 ページ

... も、誰もが平然としていることを、フト思い起こさせた。一日中、この広いサバンナを右往左往したが、っいに、ライオンと出会うことはな力、った。タンザニア連合共和国 884 , 000 止 1112 3,279 万人首都ダルエスサラーム ビュルサの丘。博物館からの眺めは 8.

長屋幸郎, 2003

・ 心のオデッセイ: 思い出すまま、思いつくまま、感じたままに - 248 ページ

ゴ遺跡がわずかに掘り出されており、また海岸近くには立派な口—マ遺跡が残っていて、現在チュ二ジアのチュ二ス近郊のビュルサの丘に"フエ二キア人が夢のあと"のカルタか共通していて非常に興味深い。「ハン二バル」も「モモッコ」も時代、場所、人種は変れ ...

木島幸男, 2001

アエネイス - 第 1 巻

それで、この土地はビュルサ(牛の皮)と呼ばれているの。ところで、あなたはどこの海岸から来たの、そして、どこへ行くの」アエネアスはため息をついて胸の奥から言葉を引き出して答えました。「女神さま。私どもの苦しい旅について、始めからお話しますと、話し ...

ウェルギリウス／小野塚友吉訳, 2014

用語«ビュルサ»を含むニュース項目

国内外の報道機関が語った内容や、次のニュース項目の文脈からビュルサという用語がどのように使われているかを調べてみましょう。

カルタゴ遺跡（チュニジア）

まず向かったのは、ビュルサの丘。頂上にカルタゴ博物館と、１８９０年に建てられたサン・ルイ教会がある。入場券を買いに行くと「カルタゴ遺跡全部を見るチケットがある」とカウターさん。点在する遺跡を周遊すれば安上がりだという。１人４ディナール（約２４０円）で ... «日刊スポーツ, 8月 11»